ミウラ折りとは

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“ミウラ折り”は三浦公亮先生が考案した
宇宙構造工学の研究に基づく、
小さな力で大きく開く折りの技術のことです。
この研究開発により
さまざまな商品が「ミウラ折り」として実用化され、
日々活用され続けています。

折り線がジグザグ、
折り目が重ならない

通常の折りは、直線・直角に折れています。「ミウラ折り」は折り線がジグザグでひとつひとつが平行四辺形になります。

ジグザグになることで折り目が重ならなくなり、開閉時に紙に負担がなく、破けにくくなります。

この技術を商業利用として開発し、現在は会社案内・商品カタログ・MAP・観光情報・レジャーシート・サンシェードなど多角的に実用化が進み、世の中に貢献できるようになりました。

ミウラ折りの技術は
宇宙でも大活躍

1994年に打ち上げられた「宇宙実験・観測フライヤ」で太陽光パネルの開閉にミウラ折りが採用され、見事に成功しました。

2005年ハーバード大学の研究チームによって、蝶の羽化前の羽など、自然界にも「ミウラ折り」が存在することが突き止められました。

セイヨウシデの若葉など、木の葉などが、芽の状態の時にはミウラ折り状に折りたたまれております。自然界でも少ないエネルギーで効率よく開ける形がミウラ折りと同じ構造と考えらています。

三浦 公亮Kouryou Miura

1930年東京生まれ
東京大学工学部卒業

東京大学宇宙航空研究所、文部科学省宇宙科学研究所で宇宙構造工学を研究。
数多くの人工衛星・惑星の開発設計に関り、新しい宇宙構造物の発明と宇宙での構築を実現し「宇宙の建築家」と呼ばれる。

Message三浦公亮先生からのごあいさつ

「ミウラ折り」は、多角的な視点から
広がりを見せております。

宇宙の展開構造物、折り紙、地図、マイクロメディア、生物学との関係も取り上げられております。

「ミウラ折り」についての情報をより多くの方に提供すべく、情報拠点として提供できればと考えております。

  • 標準的な知識を提供すること
    「ミウラ折り」は非常に多くの情報がWEBに存在しますが、それらの情報を標準的な知識として提供していきます。
  • 古典的文献のPDFと解説を提供すること
    「ミウラ折り」の文献は、広い分野に分散しています。特に古い文献は、ミウラ折りという通称では検索できないこともあり、検索も入手も困難でした。今後はこの情報も提供できるように考えております。
  • 関連する製品や設計について、情報を提供すること
    「ミウラ折り」の新しい製品化や新しいアイディアに対し、知識や研究成果を提供できると考えております。さらに、関心のある方々のご協力により、魅力あるサイトに作り上げたいと存じます。